長距離ウォーキング ~後楽園から川越へ~

2019年02月15日 11:17:25

こんにちは。石神井公園の歯科と矯正歯科、一般歯科医師の城戸大輔です。

去る2月11日、体力向上と精神鍛錬のため後楽園から川越市まで踏破してきました。



後楽園から川越市までの総移動距離は40.77km。

フルマラソンの42.195kmには及びませんが、マウンテンブーツを履き、荷物を背負った状態での長距離歩行は思った以上に過酷でした。

経過時間は7時間56分、時速に換算して約5km、消費カロリーは4851kcalでした。



これは、私が背負っていた荷物です。

災害時の備蓄品を参考に、飲用水や食料、応急用品などを中心におよそ10kg。

これに靴下等清潔な交換用衣類が加わります。



移動時の食料なども基本は自給自足です。

保存食として有名な“くろがね堅パン”にて逐次栄養補給を行ないました。

この堅パン、とても硬いことで有名。

同行した藤巻理也先生は、その硬さに驚愕していました。



歩く道にも配慮は欠かせません。

災害など有事を想定し、スマホなどに頼らず歩くために事前に歩行ルートを検証しています。

国土交通省のハザードマップを参考に、洪水やなどのリスクが少ない道を選定しています。

GPSなどを使わず、紙の地図だけで踏破することも目的の一つでした。

今回の超々長距離ウォーキングを通して、いくつかの貴重な経験を得ることができました。

なかなか40kmも徒歩で移動することはないでしょうが、何かの参考になればと思います。

・痛み等の身体の不調は30km付近から現れ、その後急速に拡がっていきます。

 痛いところをかばうのでしょう。私の場合には、足裏の皮膚に水疱ができて以降、足の指、膝裏の痛みへと拡がっていきました。

・渇水や低血糖などは、自覚症状がありません。

 ノドが渇いたなぁ、と思った時にはすでにかなり脱水になっています。1ℓほどの水を飲んでもノドの渇きが取れませんでした。定期的に少量ずつ水を取ることが必要と思います。

 また、行程後半には眠くもないのにあくびが止まりませんでした。堅パンを食べることであくびが出なくなったことから低血糖に陥っていたと考えられます。

その他、

・身体の痛みやきつさが、精神面に大きく左右される事。

・靴の選択はもちろん、靴下の選択も重要である事。

・身体の疲労度を把握するため、1時間に一度程度休憩が必要な事。

・衣服は、常にドライに保つ必要がある事。

など知識としては知っていた事を、身をもって経験することができました。

しかし、

今回のチャレンジを通して得た一番の経験は、誰かと一緒に何かを達成するということかもしれません。





古い言葉に、“同じ釜の飯を食う”というものがあります。

苦労や経験を共にすることで気持ちを共有でき、お互いをよりよく知る事で絆が深まるように感じました。



石神井公園の歯科と矯正歯科